落語に詳しい方は「今頃やっとこの本を読んだの??」と言われるかも知れません。
はい、そうなんです。やっと読みました。
こんな素晴らしい本がある事に気付かずに。
しかも、本屋でたまたま見つけた本でした。
それが・・・ここ数年でのイチバンの本になりました。
僕からの超オススメの本が、立川談春さんの「赤めだか」です。
談春さんが立川談志師匠のもとに弟子入りしてから、
二つ目、そして真打になるまでのエピソードをまとめたエッセイ。
・・・そう書くと、「他にも同じような本はたくさんある」と思うでしょ?
でも違うんです。談春さんの書く文章は、言葉が活き活きしている。
エッセイなのに、青春の香りのする立派な物語なのです。
立川談志師匠、五代目柳家小さん師匠など、今まで語られていない
噺家さんの意外な一面が垣間見えます。
そして談春さんの落語家としてだけでなく一人の人間としての葛藤が
ストレートに読む者の心に入ってきます。
そして、たくさん笑えます。しかも、同じくらい泣けます。
この本を買ってからというもの、電車の中で読んでいたんですが、
早く続きが読みたくて仕方がありませんでした。
それくらい、本当に素晴らしい本です。
これを読んで少しでも興味を持った方、
そして落語の世界に少しでも興味のある方、買って損は無いです!!
僕の知り合いの方は、早い者勝ちでお貸しします(笑)
どうも、お久しぶりです。
今日は「からだのミカタ」のスタジオ収録に行ってきました。
2回目の出番ですが、まだまだ緊張でガチガチに・・・でも、
楽しい収録になりました。そして勉強にもなった1日でした。
今日の模様は、来週末・30日の土曜日から放送です。ぜひぜひご覧下さい!!
さて、先週末は色々とお出かけをしてきました。
まずは土曜日、以前から楽しみにしていた落語名人会
「林家いっ平 改メ 二代 林家三平 襲名披露」
場所は、神奈川県の「グリーンホール相模大野」です。
テレビ埼玉でお世話になった、フリーアナウンサーの渡辺一宏さんと行ってきました。
注目を集める二代・三平襲名とあって、開場前から行列が・・・。
そして、メンバーも豪華でした!!
まずは、小朝師匠の「目薬」、
新作や斬新な落語を見る機会が多い小朝師匠ですが、
古典もまさに「小朝流」爆笑の嵐!!
そして、圓歌師匠の名作、「中沢家の人々」
80歳とは思えない流れるような語り口、
そして朗々とした雰囲気・・・圧倒され、後から感動が押し寄せます。
あと10年・・・いや、20年頑張って下さい!!
続いて、二代・三平師匠のお兄さんでもある
正蔵師匠の「鼓ヶ滝」
正蔵襲名を機に古典のイメージがすっかり定着。
今回も味のある世界を存分に披露してくれました。
そして、主任は三平師匠の「紀州」
う~ん・・・正直言うと、お父さんのイメージを
意識し過ぎているのかな、っていう感じがしました。
話の途中に「三平」らしい小噺や洒落が織り交ぜられているんですが、
もうちょっとじっくり聞いてみたかったなあ。これからに期待!です。
・・・と、渡辺さんと落語をたっぷり楽しんだ後、余韻そのままに
居酒屋へ直行!!すると、渡辺さんからこんな話が
「実は明日、大学で噺家さんの後援会があるんだけど来ない?」
というわけで、翌日の日曜日は、早起きして幕張へ。
渡辺さんの母校である神田外語大学で行われた
桂かい枝師匠の「笑いは世界の共通語」を楽しみました。
かい枝師匠は、上方落語の期待の落語家さん。
NHKの新人演芸大賞や文化庁芸術祭の新人賞など、数々の賞を受賞したほか、
97年からは海外公演を開始、12カ国で200を超える「英語落語」の公演を行っています。
さらに昨年には半年間、渡米してキャンピングカーで移動しながら全米各地で公演したんです。
今回は、その土地土地で落語を知らない人との面白エピソード、
そして日本の落語「動物園」を英語版で披露してくれました。
僕は決して英会話は得意じゃないんですが(笑)
それでも充分に分かる!!よく作られているんです。
日本古来の文化である落語を外国語に置き換えることで、
そこから新たな魅力が生まれるような気がしました。
かい枝師匠の今後がますます楽しみです。
ゴールデンウィークの最終日は、思いっきりインドアに過ごしました。
外も雨でしたからね・・・東京は。
ふと部屋の本棚を見た時に、まだ見ていなかったDVDが
たくさんある事に気付き、その中でも
じっくり時間を取らないと見られない物を、と選んだのは・・・。
上方落語を語る上では、この人を外す事は出来ない、爆笑王・桂枝雀師匠の
CD&DVD「THE 枝雀」
その独特の大きな身振り手振り、そして真似の出来ない表情の豊かさ、
メリハリの効いた発声、・・・どれをとっても、この方は落語家さんになるために
生まれてきたとしか思えない人。その大きなアクションには批判的な意見もあったそうですが、
小学生の僕は、テレビで見た枝雀師匠の面白さが今でも忘れられません。
その振る舞いを見ているだけで、自然と笑いがこみ上げてくる。
いつの間にか「枝雀ワールド」に引き込まれている、そんな方なんですね。
それでいて、研究熱心でストイックだった枝雀師匠。
うつ病と闘いながら、英語での落語など、挑戦を続けた人でもありました。
ちなみに、このアルバムに収められているのは、1979年から
大阪の朝日放送で放送された『枝雀寄席』のもの。その名の通りに
枝雀さんの落語を中心にしたテレビ番組だったんですが、
落語の番組で、しかも1人の名前が冠に付く番組。その偉大さが分かります。
その枝雀師匠が自ら命を絶って早10年。惜しい人だったなあ、とつくづく感じます。
落語に興味があって、枝雀師匠を知らない、という方は今からでも!!
DVDを見てみる事をオススメします。
ちなみに、この「THE 枝雀」では、CDに「宿替え」「宿屋仇」、
DVDに「代書」「寝床」が収録されています。
久しぶりに宇都宮に行ってきました。
といっても、「朝生とちぎ」を卒業してから1ヶ月も経っていないんですけどね。
今回のお仕事はテレビではなくコンサートのお仕事。
宇都宮を中心に栃木県内や近県の方が参加しているオーケストラ
「宇都宮ウインドクルー」のコンサートの司会をさせて頂いたんです。
開催が11回目という事でしたが、毎回、様々な趣向を凝らしたコンサートを
開催しているとの事で、今回も色々と仕掛けがありました。
まず前半は、歌劇「トゥーランドット」など、幅広い年代に親しみのある名曲を中心に。
僕もスーツで真面目に進行。そして、後半の第二部は、ガラリと雰囲気が変わります。
ステージの袖に、似つかわしく無いものが・・・。
というのも、後半は僕が語り部となって、落語や講談の要素を取り入れながら
曲の世界を紹介していくというものだったんです。紹介する曲も
オペラ、映画音楽、そしてポップスまで様々・・・。コンサートだけでなく、
エンターテイメントの要素も充分にある、とても楽しい時間でした。
そんなわけで、僕も衣装を用意してもらいました。
う~ん・・・自分で言うのも何ですが、似合ってますね(笑)
司会と共に、ちょっとだけ落語家さんの気分も味わえて、
楽しい経験をさせてもらいました。
今回のタイトルは、ずばり読んだ本の名前です。
インパクトのあるタイトルにつられて本を手に取り、
著者名の「柳家花緑」を見て、迷わず買いました。
花緑師匠といえば、人間国宝の五代目柳家小さん師匠(故人)を祖父に持ち、
戦後最年少の22歳で真打昇進。現在も「六人の会」をはじめとして
精力的な活動を続けている方。そんな方が落語の「コツ」のようなものを
教える本なのか・・・と思って買ったら、話はもっと深いものでした。
「小さんの孫」というプレッシャーと戦いながら新たな挑戦を続ける花緑師匠、だからこその
葛藤や悩み。その中で、どうやって覚えた噺を「自分の噺」にし、そこに
命を吹き込んでいくのかが、とても分かりやすく書かれています。
花緑師匠というと軽快なイメージを持っている方が多いかも知れません。
しかし、根はものすごく真面目で繊細な方。僕も数年前に
チバテレビの「浅草お茶の間寄席」という番組でインタビューをさせてもらいましたが、
どうやったら多くの人に寄席に足を運んでもらえるか、どうやったら
若い人が落語に興味を持ってくれるのか等々・・・。インタビューが終わった後も、
これからの落語について熱く語って頂いたのを今でもよく覚えています。
たぶん、落語をあまり見た事が無い人がこの本を読むと
「落語家はこういう事を考えて高座にあがるんだ」と違った視点で楽しむ事ができ、
落語を見続けている人は「花緑師匠は、こうやって今の形を作ったんだ」あるいは
「小さん師匠はこんな事を伝えていたんだ」という発見があるはずです。
ぜひ、落語を聞きに行く「前」に読んでみて下さいな。
本当に過ごしやすい季節になりましたね~。
この仕事をしていると、なかなかゆっくり季節を感じる機会がありません。
お恥ずかしい話ですが、番組の中に出てくる映像から
「あっ、もうこんな季節か」って思う事も多々あります。
これじゃいかん!!というわけで、最近は色々と出かけるようにしています。
先日は、こんな催し物に行ってきました。
「寄席・出囃子入門」
寄席の高座袖から、何十年もの間、達人達に出囃子を贈り続けてきた
出囃子三味線奏者の森本規子さんが、貴重なエピソードを交えながら
名人達の出囃子を紹介してくれました。
出囃子は落語家さんのテーマソング。ひとりひとりに出囃子があります。
しかも、それぞれの人の登場のリズムがありますから、それぞれに
呼吸を合わせるのは至難の業。
そして、噺の中のBGMも演奏するのも、大きな役目なんですよね。
「夜桜」を演奏すれば今の季節を感じられるし、
「お菊の皿」のドロドロドロ~っという演奏が始まれば、
今にも幽霊が現れそうな雰囲気になり、急に背筋が寒くなる・・・。
まさに、音色で四季を感じられました。
さて、聴覚を刺激したら、今度は視覚!!
ゆっくりとお花見をする機会は無かったんですが、
いつも通っている浦安の図書館の近くにある川沿いに
素敵な桜並木を見つけました。
ライトアップされて、なかなかロマンチックです。
賑やかなお花見も良いですが、1人でしっとりと楽しむのも良いもんです。
すると、先日行ったお気に入りのお店の料理にも・・・。
お~、桜が!!本当に日本人は桜が好きなんですね。
ちなみに、こんな料理も食べました。
春の山菜に水菜とほたるいか。まさに春の味でした。
やっぱりお出かけは良いですね!!
先日のブログでご紹介した古今亭菊乃丞師匠。
その菊乃丞師匠が登場するこの雑誌を
ついに買ってきました!!
しかも、普通の本屋さんで、じゃないですよ~。
落語の本だけに、浅草の仲見世の本屋さんで買いました(笑)
まあ、全国で買えるんですけど、それでも宇都宮の本屋さんで聞いたら
2軒ほど「ごめんなさい!!売り切れなんです」と言われまして。
人気あるんですね~。
DeAGOSTINIの「落語百選 DVDコレクション」です。
この「DeAGOSTINI」って、CMではよく見ますよね。
「週刊~コレクション 創刊号は特別価格~円」でお馴染み。
僕も記念すべき、「初 DeAGOSTINI」(笑)。中を見ると・・・。
いや~、なかなか立派なつくりですな~。DVDには2つの噺が
収められていて、冊子の部分では「演目の解説」や「噺家列伝」
それに落語の歴史教科書のようなページもあって、読み応えありそう。
・・・というわけで、今度ゆっくり見ようっと。本当は今から見たいんですが、
今週は土曜・日曜と2日続けて、TOKYO FMの泊まり勤務があるんです。
ちょっと体力勝負になるので、読めるのは明後日かなぁ。
久々に寄席に行ってきました!!
きょう10月7日は、以前から仕事を含めてお世話になっている
古今亭菊乃丞師匠の誕生日。そして、ちょうどこの時期、
師匠が池袋演芸場の上席(1~10日)で主任(とり)を務める、との
案内をもらったので、行ってきたんです。
師匠はお忙しいにも関わらず、ご自分が主任を務める時は
必ずお便りを下さいます。こうやって、ごひいき筋の方に連絡をしながら、
というのは本当に骨の折れる作業だと思います。
おかげで、僕はいつも師匠の高座を逃さず楽しむ事が出来るんですね~。
ちなみに今日のお話はホロっと来るような人情噺。
こういうお話は、寄席のように1人の持ち時間が短いときには
なかなか出来ないのですが、池袋演芸場の場合は
出演人数を少なくして1人の持ち時間をたっぷり取った番組も
用意されているので、長い噺も楽しめます。
ちなみに今日の師匠の時間は30分ちょっとくらい。
この池袋演芸場は、池袋駅から徒歩3分程の場所にあるのですが
繁華街の一角にあるその場所は、都会の真ん中とは思えないほど、
ひっそりとしています。しかも、寄席があるのはビルの地下2階。
だから、噺家さん達も「落語を見ようという意思の強い人が多い」と
話すのが池袋演芸場。落語に興味を持った方は、
浅草・鈴本・末広と、ぜひ行き比べてみては・・・?
富山に住む、僕のアナウンス学校時代の仲間から連絡が入りました。
「東京に遊びに行きます」という連絡だったのですが、
詳しく話してみると、なんと目的の一つは「浪曲」とのこと。
今まで落語は好きで何回も聞いていましたが、そういえば
浪曲は聞いた事が無い・・・という事で、通い慣れた街・浅草にある
「木馬亭」に行ってきました。
そして、その友達の目的の人こそが、浪曲界のプリンスとも言える、国本武春さん。
浪曲に限らず、三味線やジャズなど、様々なジャンルとのコラボレーションを
次々と提案していく、まさに「エンターテイナー」です。落語界で言うなら
春風亭小朝さんという感じでしょうか・・・。
私も初めて生で聞いたのですが、落語のように笑いも盛り込まれているし、
しかも国本さんの声がスゴイ!!太さ、響き、奥行き、迫力・・・全てを
兼ね備えているのです。その節に合わせて、どんどん話の中へ聞く者を
引き込んでいくような感じ。圧倒されると共に、浪曲ってこんなに面白いんだ、と
教えてもらいました。
そして、なんと楽屋におじゃまさせて頂いて、ご挨拶まで。
本当に気さくな方で、それと同時に浪曲に対する想いは
本当に深いものがありました。色々な見せ方の提案をしていくのも、
全ては「多くの人に浪曲の良さを知ってもらいたいから」と語る国本さん。
この日も、直後にテレビの収録を控えていながら、30分近くも
貴重なお話を聞かせてくれました。これからの趣味の一つに
「浪曲」が加わった日です。
昨日の夜、仕事が終わってから、上野の鈴本演芸場に顔を出してきました。
お目当ては、この看板の下に写っている古今亭菊乃丞師匠。
「落語界のプリンス」と言われ、たくさんのファンを持つ人気の噺家さんです。
実は私、千葉テレビの「浅草お茶の間寄席」という番組のスペシャルで
4年前の大晦日に菊乃丞師匠と一緒に番組をさせてもらった事があるんです。
大晦日から元旦にかけて2部構成で合計5時間15分の生放送。もちろん、
私の経験の中で最長時間の番組ですが、菊乃丞師匠の軽快なお話のおかげで
楽しく進める事が出来ました。
それを機に、私もすっかり菊乃丞師匠のファンになり、師匠からも独演会などの情報を
毎回送ってもらえるようになりました。たぶん、私のように、多くの人に毎回こうして
案内を送っているのでしょうから、噺家さんも本当に日頃のご苦労の多いお仕事だと思います。
そして今回は、鈴本演芸場の夜の部で、締めくくり「主任(トリ)」を11日間にわたって
務められた、というわけで千秋楽に、私も駆け込んできたわけです。
昨日はあいにくの雨にもかかわらず、場内は超満員。立ち見も出るほどの盛況ぶりでした。
しかも昨日は、過去の噺家さんや歌舞伎俳優さんの演技の真似(?)を話に盛り込んでの
まさに、バラエティに富んだ内容でした。今まで何十回と師匠のお噺を聞いてきましたが、
これは初めて。本当に多芸な方なんだな~と、驚きました。
昨日はお忙しそうだったので、楽屋で一言ご挨拶しただけだったのですが、機会があったら
ブログ用に写真を撮ってもらおうっと。