最近、ちょくちょく出かける下北沢。
今日は本多劇場で、たっぷり落語を楽しんできました。
2003年から落語に新風を吹き込んで来た 「SWA(創作話芸アソシエーション)」の 活動休止前の公演「SWA FINAL」、 その中でも「1号:林家彦いち」「2号:三遊亭白鳥」 「4号:春風亭昇太」「6号:柳家喬太郎」のメンバー全員が 書き下ろした新作を披露する会。
この会を彩る個性を象徴するように、
スピード感のある噺の数々でした。
僕も何回かSWAの公演を聞いてきましたが、
落語の枠を飛び出している爆発的な笑いがあるのに、
落語らしい満足感も残る。
あっという間に過ぎて、後から更にジワジワ聞いてくるのが
SWAの魅力でした。
そして新作を作ったり、お互いの作った作品をシャッフルしたり、
ブレンドしたり・・・常にチャレンジ精神に満ちた企画を
繰り広げてきたのが「SWA」でした。
一旦、活動は休止すると言っても、
いつか何かの形で復活してくれるような気がします。
もちろん、これからは個々の師匠の活躍が益々楽しみです!!
立川談志さんの訃報がニュース・ワイドショーを独占した今日。
その談志師匠が住んでいた根津のマンションの近くを、
夕方に歩いてきました。
いろんな用事で年に2~3回は行く根津の街も、
今日は心なしか寂しく感じられました。
立川一門が新年に集まる
根津神社にも寄ってから渋谷の落語会へ。
お誘いを受けて行った落語会のパンフレットには、
二席を演じた立川生志さんが、
今日の噺『紺屋高尾』に関するエピソードを載せていました。
福岡の高校生だった生志さんが初めて聞いた
生の談志落語が『紺屋高尾』。
そして師匠の訃報に接する前に、
既に今日の会に『紺屋高尾』をかける事を決めていたんです。
談志さんの遺志をしっかり受け継ぎ、湿ったところは全く無く。
それでいて叙情たっぷりに演じ切った生志さん。
楽屋でご挨拶させて頂いた生志さんは、
想いが師匠に届いた事を実感したような
すっきりした笑顔をされていました。カッコよかったです。
落語に同じ会は二つと無いわけですが、
今日はその事をより強く感じました。
もう何ヵ月ぶりだったんだろう・・・。
昨日は朝から、浅草演芸ホールに行ってきました。
昼の主任が、以前に番組でも共演させて頂いた古今亭菊之丞師匠、
更に柳家権太楼師匠、三遊亭白鳥師匠と豪華な顔ぶれ・・・。
昼の部の開演から6時間、たっぷり聞いてきました(笑)
この日は小学生の団体(修学旅行?)の皆さんも来ていて、 楽しんでいたみたいです。
こういう時、出てくる噺家さんも「転失気」とか「初天神」など、
小学生にも分かりやすい噺を選ぶんですよね。
「そう来たか~」と感心しながら、勉強にもなりました。
そして落語の後は、久しぶりにアメ横へ。
仕事を終えた演芸ホールのスタッフさんと、立ち飲みで一杯。
落語を聞いた後の「飲み」は、噺の中に入った気分になるから
余計に楽しい気がする。しっかり充電した一日でした。
明日と明後日はマリンで「千葉ロッテvs北海道日本ハム」の実況です。
あす30日は、パ・リーグライブTVで18時から立川隆史さんと、
あさって10月1日は、TwellVで14時から
(パ・リーグライブTVは13時45分から)
有藤通世さんと中継します。
天気がちょっと心配ですが、レギュラーシーズンもあと少し。
どうぞ、お付き合い下さい!!
イッツコム「地モトTVおかえり!」を終えて駆けつけたのは内幸町ホール。
三遊亭遊雀師匠の月一恒例独演会「遊雀玉手箱」
都心のど真ん中にある隠れ家的なホールで
シークレットゲストを迎えて行われる、ひと味違った落語会。
今回のゲストは、瀧川鯉昇師匠でした。
その鯉昇師匠と遊雀師匠が、揃って登場してのフリートークからスタート。
その後は、「楽しく自由に」のコンセプトに"忠実"な展開に。
遊雀「初天神」
遊雀「浮世床」
鯉昇「千早振る」
遊雀「井戸の茶碗」
本当に・・・「自由」でした。ストーリーもキャラクターも、ぶっ飛び過ぎ(笑)もちろん、良い意味で。
もし今日、初めて落語を聞いた人や、
噺家さんを目指している人が今日の会を聞いていたら、
「こんな話だったよ~」と、人に話さない方が良いと思います(笑)
今ある物をぶち壊す!!それにはパワーがいるんですよね。
笑いながらも、刺激になりました。
あ・・・写真は、会場の目の前で、終演後に飲んだドイツビールです。
1年のスタートに相応しい場所に行ってきました。
まずは、成田山新勝寺。
昨年は成田高校の壮行番組などで、何度も行った成田市ですが
ゆっくりとお参りするのは、初めてでした。
1月の半ばを過ぎたとはいっても、まだまだすごい人!!
しかも新春祈祷をやっていて、清らかな気持ちになる事ができました。
空を見上げれば、飛び立つ飛行機が・・・って相当に小さいですけど(笑)
木と木の間にちーさく写ってます。実際には、もっと大きく見えたんだけどなぁ。
ちなみに、おみくじは・・・「凶」でした(笑)人生で3回くらいしか引いたことがない・・・。
でも、あとは上るだけだから良いか、と何故か前向きに捉えられました。
それにしても、成田山の空気は何か違う。
大らかな、朗らかな気持ちになれる場所のような気がします。
駅からの参道もとても賑やかで、食べ歩きをしながら元気をもらいました。
そして一昨日は、僕の中での1月の恒例行事。
渋谷PARCOでの立川志の輔さんの1ヶ月公演です。
今年で15周年を迎えた「志の輔PARCO」
ここでしか出来ない、話にまつわる舞台演出も楽しみの一つです。
僕が行った日の演目は、
長屋を舞台にした滑稽噺の代表作「だくだく」、
商店街の福引き大会をめぐるドタバタを描いた新作「ガラガラ」、
そして4年にわたって温めてきた、
「日本地図を作った男」伊能忠敬の物語「大河への道」
まだ公演が続いているので詳しいネタは紹介できませんが、
笑って笑って、最後はホロッとさせる、志の輔ワールドの真骨頂です。
毎年、来る人の期待が増す中で、
必ずその期待を上回る高座を見せてくれる志の輔さん。
落語を見た事の無い人は、とにかく志の輔さんを聞いてみて下さい。
必ず、落語が好きになると思います。
・・・チケットを取るのは大変ですけど(笑)
先週、訃報に接した。
古今亭志ん五師匠。
故・古今亭志ん朝さんの最初の弟子として入門し、
与太郎噺が人気だった志ん五さん。
61歳。まだまだ、これからの人だ。
僕の本棚にある本の中から、志ん五さんの出てくる本を探してみた。
「よってたかって古今亭志ん朝」(文藝春秋刊)
直弟子たちが師匠の素顔を語り合った本。
もう6年も前になる。
僕がチバテレで「浅草お茶の間寄席」という落語の番組を担当し始めた頃。
インタビューもまともに出来ない僕が、志ん五師匠の楽屋に伺った。
恐持ての師匠のところへ行くとあってビクビクしていた僕に、
『何聞いても良いし、話のオチに使っても良いから。気を遣うことなんかないよっ』と
気さくに話してくれて、どんなに気が楽になった事か・・・。
確かその時は、志ん五師匠の好きな食べ物を
師匠の口いっぱいに頬張らせて番組のタイトルコール!!
そんな無茶な事も、快く引き受けてくれた。
先月の始め、浅草演芸ホールのスタッフさんと飲んだ時、
志ん五師匠が立ち上がれない状態で高座に出た話を聞いた。
確かに心配はしていたが、ここまで悪いとは思ってもいなかった。
写真集「おあとがよろしいようで」(写真:橘 蓮二)講談社文庫
浅草演芸ホールで、師匠がわざと脅しをかけるようにお客さんに話す、いつものセリフ。
「気を確かに持って、最後までお付き合い下さいよ。
今まで統計をとっているんですが、私がそう言ったのに途中で帰った人のうち
92%が帰り道で不慮の事故に・・・」
気難しそうなキャラクターでお客さんを笑わせるのに、笑顔は本当に温かい人だった。
ふと思い立って、ホームページを見てみた。
10月3日更新
トップページには、
「最期までご贔屓にありがとうございました
またたくさんの温かいお言葉をありがとうございます
深く感謝いたしております」とあった。
余計に悲しみがこみ上げてきた。
志ん五師匠、長い間お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。
心からご冥福をお祈りします。
生放送を終えて大急ぎで駆け込んだ、赤坂ACTシアター。
まず、演出からして面白い♪
場内アナウンスは、『情熱大陸』のナレーター・窪田等さん。
そして開演前のスクリーンに流れるタイトル映像には、2分に1回くらい
立川談志師匠が雲に乗って『あ~』と言いながら現れては消える(笑)
そしてオープニングは葉加瀬太郎さんが
『情熱大陸』のオープニングテーマを演奏してスタート。
終わると同時に、林家正蔵師匠が出た時の情熱大陸のダイジェスト映像が流れ
『あれから6年・・・』というシブイナレーションと共に、正蔵師匠の出囃子へ。
久しぶりに聞けた『子別れ』
人情もの、特に無邪気な子供と健気なおっかさんがウマイ正蔵師匠の『子別れ』は
本当に泣けます。
休憩の後は、同様のダイジェスト映像から葉加瀬さんコンサートステージ。
エンディングテーマの『エトピリカ』をはじめ、
クラシックあり懐メロありのバラエティに富んだラインナップ。
生で聞いたのは初めてでしたが、元気をもらえる演奏ですね。
その余韻のままに、トリは立川志の輔師匠。
葉加瀬さんのリクエストという、お馴染みの新作『みどりの窓口』
次々に現れるメチャクチャな利用客に場内大爆笑!
落語をあまり聞かないお客さんも多かったようなので、驚いたんじゃないかな。
でも何故この話をと思ったら、サゲの直後に
『そうだ、京都へ行こう』の文字と共に(笑)
葉加瀬さんがあのCMの曲を弾いてフィナーレ。
練り上げられた、上質なエンターテイメントを堪能しました。
今月は本当によく落語を聞きに行きました・・・。
その締めくくり、築地の浜離宮朝日ホールで行われた
「新にっかん飛切落語会」に行ってきました。
今回はとにかく、出演者に惹かれて行ってきた、というところでしょうか。
内容をご紹介すると、あの3代目桂三木助のお孫さんにあたる
二つ目の桂三木男さんは、嫉妬心をテーマにした噺の代表作「悋気(りんき)の独楽」
その独特の存在感は、これからが楽しみです。
先日の国立劇場でも楽しませてもらった桂文珍さんは、その時にも聞いた「船弁慶」
でも会場が変わり空気が変わると、まったく違った雰囲気になるから不思議。
先日に増して今回は、登場人物の破天荒なキャラクターが感じられてパワーアップしていました。
続いて、大ファンの一人。柳亭市馬さん。
お馴染みの「美声」で一曲披露した後は、軽快でいて味わい深い「松曳」
おっちょこちょいも、ここまで極まると・・・という落語らしい噺。久しぶりに楽しみました。
そしてトリは、寄席の襲名披露を終えたばかりの「6代目」三遊亭円楽さん。
酔っぱらいが主役の「ずっこけ」は、酔っぱらいだからこその
人間の「素」の部分が存分に引き出されていて、軽快に笑える噺でした。
その中にも、これからに対する強い決意のようなものが感じられました。
余談ですが、今回の会場「浜離宮ホール」と同じ建物には、
かつてCSのニュースチャンネル「朝日ニュースター」が入っていました。
現在は原宿に移転したのですが、その移転時期をまたいで3年間ニュースターで
ニュースを読ませてもらっていた僕にとっては、とても懐かしい場所。
しかも、フリーになって最初のレギュラーが、朝日ニュースターでの
泊まり勤務でのニュース読みだったんです。本番が終わって
色々と自己反省をしながらの帰り道、徹夜明けでフラフラした頭で
築地市場の場外で朝ご飯を食べて帰った事を思い出しました。
あれから、いろいろあったなあ。
でも、今こうして仕事を続けていられることに感謝。
そして、お仕事で頂いたお金で落語を聞きに来られる事に感謝。
初心を思い出した落語会でした。
次にゆっくり落語を聞けるのは・・・秋かな。
先週の初日に続いて昨日、桂文珍さんの「国立劇場10日連続独演会」に
行って参りました。1週間の間に国立劇場前の桜もだいぶ様変わり・・・。
それでも、まだ一部にはきれいに残っていました。
とはいえ、会が終わった後には桜の事をすっかり忘れるくらい(笑)
中身が濃かったんですよ~、この会が。
ざっとご紹介すると、
月亭八天「かわりめ」:酔っ払いの亭主が登場するお馴染みの話。
でも、上方風になると、また味わいも新鮮。
桂文珍「船弁慶」:仲間から船遊びに誘われた亭主と「恐妻」の描写が面白い。
立川志の輔「新・八五郎出世」:妹・お鶴をお殿様の嫁にやった兄・八五郎が、
お世継ぎ誕生の報を受けて屋敷に呼び出される。
笑って笑って、最後にはホロッとさせられる展開が秀逸。
桂文珍「粗忽長屋」:先代の小さんさんの十八番を文珍さん風にアレンジ。
文珍さんの口調ならではの軽快さが、新たな味わいに。
昨日は初めて落語を聞きに来た(らしい)人も多く、そういった方にはぴったりだったのでは?
また僕にとっても初めて聞く噺あり、新たなアレンジの噺あり、で
密度の濃い時間を過ごせました。来週は「強化月間」のシメが待っています(笑)